離婚後に想定外の経済的困窮が待っていた知人
知人の女性は5年ほど前にご主人と離婚しました。
彼女の夫は一部上場企業に長年勤務し、60歳を過ぎても再任用でしっかりと職場を確保されていたため、経済的にはかなり恵まれた人だったのだと思います。彼女との離婚に際しては60歳から支出されるご主人の年金の半分を受け取る約束で離婚し、彼女は私の目から見ても金銭的にゆとりのある自由な生活を謳歌しているように見えて、ちょっと羨ましくさえ感じていました。
ところが人生何が起こるかわかりません。この元夫が何かの投資話に乗ってかなりの損失を出してしまい、自宅マンションも手放すことになったらしいのです。再任用で得ていた仕事もなくなり、月5万円の古いアパートに引っ越し、借金の返済にも追われることになり、元ご主人の生活は一変したようです。
そしてその影響はすぐに彼女にも出始めました。毎月きちんと振り込まれていた金額が全く振り込まれなくなってしまったようで、怒った彼女は弁護士に相談し訴えるといきまいているようなのですが、元々当人同士の口約束で、しかも実際に元夫のほうは自分の生活さえままならない状態に陥っており、元妻にお金を渡すどころではなくなっていました。
こうなってくると彼女は自分の収入がごく限られるため、たちまち生活に困るようになりました。この先あの二人がどうなっていくのか、人生一寸先は闇なのだなと心から思っています。
投稿日:2016/12/1